福島県相双地方の病院は東京電力福島第一原発事故から間もなく4年半を迎える今なお、深刻な看護職員不足にあえいでいます。福島県によると、相双地方の看護職員数は、事故直後に震災前より約4割少ない700人台に落ち込んで以降、回復の兆しが見えていません。
福島県によると、相双地方の看護師や保健師ら看護職員は、震災前の2011年3月1日時点で1188人いました。相双地方で入院患者を受け入れていた16病院は、原発事故による休業で離職したり、避難したりして震災から約4カ月後の2011年7月1日時点で783人にまで減りました。現在、外来診療や入院患者を受け入れている10病院でも、震災前の2011年3月1日時点で788人いた看護職員が今2015年7月1日時点で676人にとどまります。年代別に見ると、20~40代の働き盛りの世代が不足傾向にあります。
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