コミュニケーションスキルは、患者のニードを理解しケアに生かすため、患者-看護師関係を発展させるために重要な看護技術です。日頃、患者や患者家族と接する際だけでなく、意思決定支援の場面でも必須であり、その重要性は増してきています。
そのスキルのひとつに、日本看護協会の緩和ケア研修テキスト内でも紹介されるなど、がん看護領域全体に広まりつつあるコミュニケーションスキル"NURSE"があります。看護師のためのコミュニケーションスキル"NURSE"は、「共感するスキル」の一つであり、以下の基本的なコミュニケーションスキル1、2)からさらに一歩踏み込み、患者の感情表出を促すものです。
1.聴くための準備をする
2.現状の理解の確認、問題点の把握
3.効果的に傾聴する
4.応答するスキル
5.共感するスキル
くわしくは医学書院でご覧ください。