がん治療の副作用によって髪の毛が抜けたり、肌が変色したりする外見の変化の苦痛に向き合う「アピアランス(外見)ケア」の取り組みが広がっています。福井県済生会病院は、医師や看護師のチームによる相談体制を整え、ウィッグ(かつら)の相談会を定期的に開くなどしています。
アピアランスケアの支援は、東京都の国立がん研究センターが2013年に医療機関で初めて独立した部門を設けた、比較的新しい取り組みです。福井県済生会病院 集学的がん診療センターは、アピアランスケアは「よい治療を続けていくために重要」と話しています。「がんになっても仕事を続け、今まで通りの生活を送るという『社会で生きるため』の包括的なサポートが求められている」と強調。福井県済生会病院では主治医や皮膚科や抗がん剤専門の医師をはじめ、がん相談専門の看護師、栄養士、薬剤師らで支援に当たっています。
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