看護の現場に「哲学」を生かす試みが、京都の病院で始まっています。日頃の業務で忙しい看護師らが、コーヒーを片手にゆったりと対話すると、すり減った感情や失いかけた情熱を取り戻せるのだといいます。
京都府城陽市の「あそかビハーラ病院」。風景画を飾ったホールで、仕事を終えた看護師約10人が私服姿でテーブルを囲む。クッキーをつまみ、コーヒーを飲みながら「看護の原点」をテーマに対話が始まりました。なぜ看護師になったのかを語り合ううち、話題は「患者の前で泣くこと」の是非に移りました。「感情を抑える癖がついて、涙が出ない」「泣いたら患者に『ありがとう』といわれた」。人の話を遮らず、否定しなければ発言は自由。対話は約2時間に及びました。
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