日本医師会の釜萢敏常任理事は2016年8月10日の定例記者会見で、医師会立の看護師学校養成所などの状況について報告。応募者、入学者とも減少傾向にあり、医師会立学校卒の看護師が減ることで、地域における看護職員の確保が困難になる恐れがあるとする危機感を表しました。
調査は2016年5月に実施し、医師会立の准看護師課程189校、看護師2年課程82校、看護師3年課程68校、助産師課程6校のうち、入学者もしくは卒業者のあった343校を対象としました。神奈川県では黒岩祐治知事の意向もあり、准看護師課程が2016年に3校募集を停止した影響もあり、全体でも応募者、入学者数が減少しました。准看護師課程は2011年度の応募者2万9058人、入学者9816人から2016年度は応募者1万6487人、入学者8123人に減少。看護師2年、3年課程も准看護師よりは緩やかですが減少傾向にあります。景気状況や看護系大学の増加などの影響が大きいと分析しています。
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