インターネットのテレビ電話「スカイプ」で、認知症患者の自宅と居酒屋を結び、介護の悩みを抱える家族が、居酒屋に集まった看護師らに相談できる「スカイプ居酒屋」が千葉県の市原市で開かれています。

市原市の居酒屋「寿し石狩」に2016年7月9日、看護師や介護士、ボランティアら10数人が集まりました。食べ物をつまみ、お酒も入って和やかな雰囲気の中、店内に置かれたスクリーンに認知症患者の家族が映し出されました。家族が「自分で物をしまったのに、盗まれたと思いこんでしまうんです」と訴えると、看護師らは「話し相手がいないと、認知症の人はひとりで思いこんでしまう。もっとコミュニケーションをとった方がいいのでは」などとアドバイスしました。この日は2時間にわたって4組の家族とやりとりしました。

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