臨床現場で求められる看護師の実践能力と、看護学校などで習得した技術レベルとのギャップに戸惑う新人看護師は少なくありません。学生から看護師へのスムーズな移行を支えようと、松山赤十字病院は2018年度から、新人が各部署を3カ月ごとにローテーションで研修する「研修看護師」制度を始めました。
制度導入の背景には新人看護師の早期離職や医療の高度化があります。松山赤十字病院には毎年約40~50人が就職しますが、1年以内の退職者の割合は約4~13%で推移。高齢化に伴い、患者の疾患も複雑化し、各疾患に配慮したケアや知識が問われます。研修中は、悩みや不安を抱えた新人が仲間と語り合える場を定期的に開くほか、勤務2~4年目の先輩看護師「ジュニアプリセプター」がサポート役となり、フォローに力を入れる考えです。
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