福島県看護協会と福島県ナースセンターは、新型コロナウイルスの感染拡大で不足が懸念される看護師を確保するため、結婚や育児などで現場を離れた人の復職支援を強化します。例年この時期に再就業支援研修を開いており、2020年は復職に関する通常の研修に加え、感染症の専門講義などを予定。第2波、第3波に備えた態勢づくりを急ぐ考えです。
看護師は離職の際、県ナースセンターに届け出ており、その数字を基に全国で看護師の資格を持ちながら一線を離れた「潜在看護師」の数を算出すると、推計で約71万人に上り、福島県内でも相当数がいると見込まれています。県ナースセンターは感染状況を見ながら2020年6月29日から研修を始める考えで、2020年11月までに福島、郡山両市で計4回開き、いずれかに参加してもらう計画です。感染症の認定看護師による専門講義のほか、新型コロナに伴った医療現場の実情などを説明する時間を設け、離職による「空白期間」を埋める工夫をします。
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