「不自由になった日常生活を改善し、生きがいを取り戻してもらうお手伝いと思っています」。島根県出雲市、介護老人保健施設・寿生苑の作業療法士、祝部昭子さんは、高齢者に寄り添い、障害がある身体機能の回復を目指すリハビリの指導に取り組んでいます。
福井県大野市出身。小学校5年生の時、女優さんが設立した障害児施設のもようを伝えるテレビを見て感動しました。障害がある子どもたちの役に立ちたいと心に決め、高校卒業後、福井県内の病院でリハビリ助手として勤めました。同病院が医療専門学校を併設したのを機に、作業療法士科に入学して3年間学び、国家資格を取り、結婚を機に出雲に移りました。歩く、立つ、座るなど、動作機能の回復を目指すリハビリは理学療法士が担い、作業療法士はその成果を生かし、いかに日常生活を送られるようにするか、を担当します。医師の指導の下、手芸や工作、習字などや家事、遊びの動作を活用し、食事、調理、掃除、歯磨き、入浴といった生活に必要な「作業」ができるよう訓練プログラムを作り、指導します。
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