現在、私はタイのバンコク近郊にある「Phrapradaeng Home for Disabled People」という障害者ホームで理学療法士として活動している。かつて海外にまったく興味のなかった自分が、今では青年海外協力隊の一員として異国で生活しているのだから、人生とはわからないものだ。
きっかけは4年前、三重県の理学療法士協会が主催した講演会にさかのぼる。途上国のリハビリテーションについて話を聞く機会があったのだ。当時、理学療法士が1000人以下の国は77か国に上り、100人以下の国も少なくない、さらには理学療法士・作業療法士養成施設すらない国があることを知った。言わずもがな、日本の理学療法士の会員数は世界一だ。
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