「自分が何を大切にして生きてきたのか、今の自分にとって何がより幸せか。何かを決めなくてもいいから、そんな話をいっぱいしましょう」-。誰もがいつか直面する、人生の最終段階。家族や医療ケアチームに希望を伝え、その人らしく納得して過ごせるよう話し合う「人生会議」についての講演会がこのほど、愛媛県松山市でありました。
福岡県久留米市の岡崎敦子さん。2017年12月、公益社団法人・日本看護協会が初めて全国で8人認定した「災害看護専門看護師」に九州でただ一人認定されました。専門知識や豊富な経験を基に被災地で行政やボランティア団体などとの調整や、平時からの防災への取り組みなど、幅広い役割を担うことが期待されています。
新潟県の済生会三条病院では、新潟県内唯一の母性看護専門看護師が担当する女性のための相談外来「ウイメンズヘルス外来」を開いており、月経、妊娠、更年期症状など、女性が生涯を通して健康に過ごすための相談や支援を行っています。
在宅看護の分野で専門性を発揮する「在宅看護専門看護師」に、高知市の訪問看護ステーション「こうせい」の平山司樹さんが認定されました。男性の在宅看護専門看護師は全国で初めてです。
神奈川県横浜市の済生会横浜市東部病院では2018年2月4日(日)午前10:00〜、市民公開講座「認知症」を開催します。参加は無料、申込は不要です。
在宅や介護の領域においても看護職がより専門性を活かすことができるよう、例えば、特別養護老人ホームなどに勤務する看護師に対して、外部の「専門性の高い看護師」(認定看護師・専門看護師)などが最新の医療技術指導を行うモデル事業を2018年度に実施すべきである・・・。日本看護協会は2017年5月16日、厚生労働省老健局にこのような2018年度予算編成に向けた要望書を提出しました。
北見赤十字病院の看護師、武田美恵子さんが、道東で初めて精神看護分野の専門看護師となりました。精神科病棟に勤務しながら大学院に3年間通い、認定審査に合格。他の診療科の患者の精神面のケアや自殺未遂者の支援など、幅広く活躍しています。
診療報酬制度では専門看護師、認定看護師が配置されていることで算定できる管理料、指導料があります。2016年度診療報酬改定でも、専門看護師・認定看護師配置が施設基準となっている認知症ケア加算1、排尿自立指導料などが新設され、さらに専門看護師、認定看護師への需要が高まっています。
新潟県の済生会三条病院は2016年2月17日、県内唯一の母性看護専門看護師を講師に第33回県央地域医療連携勉強会を開き、燕三条地区の学校の養護教諭や保健師などが参加し、「助産師が実践する思春期の子どもたちへの支援」のテーマで聴きました。
高知大学医学部付属病院は今2015年10月から、院内に「乳腺センター」「脊椎脊髄センター」「脳卒中センター」を新設します。
放置すれば腎不全や神経障害を招くだけでなく、がんや心臓病などあらゆる重大疾患の温床となる糖尿病。東京都大田区にある大森赤十字病院の糖尿病・内分泌内科部長を務める医師の北里博仁さんは、そんな糖尿病患者に寄り添い、全力でサポートする姿勢を崩さない糖尿病治療のエキスパートです。
緩和ケアは、終末期になってから始めるものではありません。がんと診断された時から提供することが求められており、試行錯誤が続いています。がん診療連携拠点病院などの指定要件に盛り込まれた緩和ケアの「リンクナース」という看護師もその一つです。
がんに特化し、高水準の看護ケアを提供する「がん専門看護師」が島根県内で2人、誕生しました。松江赤十字病院の加藤由希子さんと松江市立病院の吉本歩さん。いずれも島根県の学費助成制度を活用し資格取得しました。
【助産師? 保健師? 認定看護師? 専門看護師? 将来、何を目指すのか...】看護大学でも看護専門学校でも卒業後、看護師国家試験に合格すれば看護師になれます。ただし、進路として助産師・保健師などを考えている場合は事情が違ってきます。もし、あなたが助産師や保健師を目指すのなら、その課程が修得できる、あるいはその養成課程受験資格が得られる看護大学合格を最初から目指す方が良いかもしれません。認定看護師や専門看護師を目指す方も、より早くからアカデミックに深く専門知識を学ぶ素地を作るために看護大学進学を視野に入れるのもひとつの方法です。
脳卒中の患者の死亡率は、高度な治療ができる施設では大幅に低下するという調査結果を、九州大学と国立循環器病研究センターなどの研究チームが米科学誌プロスワン(電子版)に発表した。脳卒中の治療体制が患者に与える影響を全国規模で調べたのは初めてという。
重度の知的、身体障害がある重症心身障害児者の医療に携わる看護師を増やそうと、岐阜県などは2014年5月19日、人材育成研修を開講した。都道府県が通年の研修を実施するのは、東京都に次いで2例目。
より複雑で、多様化した抗がん剤治療のかじ取りをするのが、抗がん剤治療に精通したスタッフだ。最近は専門の医師(がん薬物療法専門医)、看護師(がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師)、薬剤師(がん専門薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師)らがチームを組んで、治療にあたる。
東日本大震災後、福島市から長崎市に移り住み、長崎大学大学院で放射線の健康への影響などを学んでいた福島県立医科大学付属病院の看護師、佐藤良信さん(32)が2014年3月25日、2年間の修士課程を修了した。福島に戻り、2014年4月から復職する佐藤さんは「長崎で学んだ知識で、被災地の人たちの不安を和らげたい」と話している。
新潟県看護協会は2013年5月14日、新潟市中央区の朱鷺メッセで市民公開フォーラムを開催した。患者と看護師によるシンポジウムでは、地域医療で看護師が果たすべき役割などについて意見交換した。
がんの早期から行う緩和ケアを普及するため、厚生労働省は今年2013年度、都道府県がん診療連携拠点病院などに「緩和ケアセンター」の設置を促す新たな方針を示した。緩和ケアの医療現場は慢性的な人手不足状態にあり、医師、看護師らの育成と人員補充が不可欠だ。
兵庫県立がんセンターは、がん患者や家族が安心して療養生活が送れるように、がん医療や看護、支援体制を理解してもらおうと「第13回がんフォーラム」を2013年2月16日午後2時から、兵庫県明石市東仲ノ町のアスピア明石北館9階ホールで開く。
厚生労働省の緩和ケア推進検討会は2013年1月30日、がん診療連携拠点病院に設置する緩和ケアセンターの人員構成などを盛り込んだ実施案を了承した。緩和ケアセンターの主な人員構成として、がん看護専門看護師または、がん看護関連の認定看護師を中心に、常勤で専従の看護師を1人以上配置するほか、病院内外の社会福祉サービスについて情報提供する専任の医療ソーシャルワーカーを配置するなどとした。
厚生労働省の緩和ケア推進検討会は2012年8月1日に会合を開き、がん患者に適切な緩和ケアを提供するために整備する「緩和ケアセンター」が備える機能などについて議論を続けた。
高齢者の意思を尊重し、その人らしく過ごせるように看護態勢を整え、終末期医療や延命治療を支える老人看護専門看護師に、大浜第一病院看護科長の屋良利枝さん(49)がこのほど、沖縄県内で初めて認定された。
毎回、さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロが登場。その「仕事」を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合テレビ)。2012年3月12日(月)の放送は、小児看護専門看護師・長田暁子を密着取材する。
金沢大学、金沢医科大学、石川県立看護大学、富山大学、福井大学の5大学が、今年2011年度で終了する北陸がんプロフェッショナル養成プログラムを発展、拡充させ、2012年度から5年計画で「北陸高度がんプロ」事業を新たに開始することになった。
日本人の死因のトップを占め、3人に1人ががんで亡くなる時代。がん患者と家族の力になりたいと2009年12月、岐阜県内で初めてのがん看護専門看護師の資格を取得した。
日本看護協会の久常節子会長はこのほど、2010年度の診療報酬改定に関する要望書を厚生労働省の水田邦雄保険局長に提出した。要望書では、専門・認定看護師への評価など5項目を「重点要望」としている。
全国でも数少ないがん看護専門看護師として働きながら、自らも胃がんで40歳で亡くなった石橋美和子さんが所蔵していた医学関連の専門書が、遺族から母校の大阪府立大学羽曳野キャンパス図書センター(羽曳野市)に寄贈された。石橋さんは府大と統合された府立看護大学大学院の卒業生で、患者を精神的に支えながら、治療方針を医師と協議、提言できるがん看護専門看護師として活躍していたが、胃がんを患って平成16年1月25日に亡くなった。
大阪府立女性総合センター(愛称=ドーンセンター)2階の情報ライブラリーで2月4日・18日、映画「プロフェッショナル仕事の流儀 迷わず走れ、そして飛び込め 専門看護師 北村愛子の仕事」のランチタイム上映会が行われる。
看護師のキャリアアップを図る公開講座が20日、山形大医学部で開講した。がんや救急など、特定の分野でレベルの高いケアを提供する「認定看護師」「専門看護師」の資格取得を目指す看護師が県内外から参加し、求められる知識や技術などについて理解を深めた。
医療の高度化・複雑化に伴い、患者・国民のニーズも多様になる中、看護の分野でも専門的な知識や技術が求められています。それに応じ、質の高い看護を提供するため養成されているのが「専門看護師」と「認定看護師」です。医療法改正で昨年から広告可能な専門資格となり、各医療機関がどんな専門性をもつ看護師がいるか情報提供できるようになりました。専門看護師の制度ができたのは1994年。受験資格は、看護師等の国家免許を持つ人が〈1〉看護系大学院修士課程を修了し、〈2〉実務経験が通算5年以上――などで、日本看護協会が認定します。「がん看護」と「精神看護」の2分野から徐々に拡大し、現在10分野に増え、認定者数は238人、教育課程をもつ大学院は34。