長野県の県立こども病院が2018年4月、件数の上限を設けて正常分娩の予約受け付けを始めることが2018年3月8日、分かりました。これまでは小さく生まれる赤ちゃんなど一定程度以上のリスクがある出産を扱ってきましたが、少子化に伴い件数は減少傾向。正常分娩も一部受け入れることで助産師や医師が経験を積む機会を確保し、医療技術の維持につなげる狙いです。
過去5年のこども病院の分娩件数は2013年度の310件をピークに減少傾向。2017年度は2017年12月までに198件となっています。県立こども病院には産科医が6人、助産師は約30人が勤務。原田順和院長は「助産師らが一定のスキルを保つため、月30件程度を扱いたい」としています。現在は帝王切開による出産が多く、助産師が正常分娩の経験を積むことも必要とし、「医療の質を保ち、少子化が進む社会情勢の変化に対応していく」と話しています。
くわしくは信濃毎日新聞でご覧ください。