助産師が、産後間もない母親の自宅を訪問する「茨城県助産師なんでも出張相談」が5年目を迎えました。利用者数は延べ1,051人(2018年度)。出産を取り扱う医療機関が地域偏在する中、開業助産師たちが地域ごとに分担し、母乳の出具合や産後の体調の相談に乗り、産後ケアに力を注いでいます。
出張相談を担当するのは、経験豊富な開業助産師たち。44市町村を28人の助産師で担当しています。茨城県医療政策課によると、出産を取り扱う医療機関(病院・診療所・助産所)は51施設(2019年9月1日現在)。茨城県内21市町で出産を取り扱う医療機関がなく、産後に授乳や母親自身の体調を相談できる医療機関が偏在しているのが現状です。訪問件数は、初年度の2015年度は延べ1,626人。2016年度は1,628人。2017年度は1,513人と減少傾向にありますが、茨城県少子化対策課は「自宅近くに産科がない人もいる。産後は身体がつらい時期。助産師さんが自宅に来てもらえるのはお母さんの負担軽減になる」と話しています。
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