沖縄の県立病院で助産(師)外来が相次いで開設されている。沖縄県立中部病院では2010年7月末にオープン。妊婦健診の未受診や合併症・若年出産などリスクの高い妊産婦を抱える中、出産前後を通じた総合的な育児サポートに、助産師が奔走している。
同院総合周産期母子医療センターの川平由美師長(49)は助産外来の意義について「子どもの支援もそうだが、結局は親の支援」と話す。さらに「病院で完結するのではなく、地域の支援にどうつなげていくかが大切」と言い、退院後の地域での支援体制づくりの必要性を強調する。
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