出産を巡る現状を追い、ゆがんだ医療の異常さを訴えた映画「ビーイング・ボーン~驚異のアメリカ出産ビジネス~」のトークイベントが2011年1月10日に行われ、産婦人科医の堀口貞夫氏が日本の産科医療の現状について語った。
人気マンガ家の桜沢エリカさんが自宅で出産するなど、近年、自宅出産が再脚光を浴びつつあるが、堀口医師は「日本では1960年を境に自宅出産と施設出産の割合が入れ替わり、今では自宅出産は0.1%にも満たない」と現状を報告。
本作は自然分娩を勧める作品だが、堀口医師をはじめとした自然分娩推進派の医師たちの悩みについても言及。「最近の悩みの種は、自然のお産をしたいと言いながら、普段の生活が"自然"になっていない人が多い。コンビニ弁当だけ食べているとか運動をしないとか。必ずしも自然ではない状態が目立つようになってきた」と、理想と現実の乖離について語った。
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