日本小児科学会の倫理委員会作業部会は、重い病気やけがを抱える子どもの終末期医療に関する指針案を作成した。
指針案は、医師や看護師らの医療者が子どもに分かりやすく説明し、子どもが自分の気持ちや意見を自由に発言する機会を確保するとともに、両親(保護者)はその意思を尊重して治療方針を決めることを求めている。
ただし、治療中止・差し控えと判断する基準は、子どもの病気や状態が患者で違いが大きいことを背景に、明記すると機械的な治療中止の判断が起きかねないとの理由で定めなかった。
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