困難な環境の中、長年活動してきた医療従事者を顕彰する「第42回医療功労賞」（主催：読売新聞社、後援：厚生労働省・日本テレビ放送網、協賛：エーザイ）の都道府県功労者が決まり、島根県内からは雲南市木次町平田、西村医院の院長と同じ雲南市吉田町深野、田井診療所の所長を兼ねる西村昌幸さん（72）が選ばれた。

広島県呉市出身。幼い頃に両親を戦争で失い、雲南地域や東京で親族らに育てられた。外科医となり川崎市内の病院に勤めた後、横浜市内で約15年間、開業医として従事した。木次町と吉田村（ともに現・雲南市）で医師をしていた義父が1992年に死去。「地域の医療の灯を消さないで」と行政や住民らに請われ、50歳代前半で島根に「Uターン」した。

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