医療の高度化・複雑化に伴い看護職の役割はより重要となり、看護職の的確な判断と臨機応変な対応が、患者さんの命や生活の質につながるといわれている。そのため昨今の看護師教育は大学教育が主流になっている。島根県においても全国に遅れはしたが、2012年4月から島根県立大学 出雲キャンパスで4年制の看護基礎教育が始まった。中でも助産師教育はより専門性が高いため、大学卒業後に大学院や助産学専攻科での教育が多くを占めている。
島根県立大学 看護学部でも設立当初は、2015年度より専攻科(学士の資格がある対象)での教育が決定していた。ところが、石見部や中山間地域の助産師不足を理由に助産師教育を別科(学士の資格は不要。看護学校や看護短期大学卒業者も対象)に変更したと発表された。大学での基礎教育の重要性を認識されていた大学サイドが、安易に理念を曲げられたことは甚だ残念である。
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