「行きたい所へ行き、食べたいものを食べ、会いたい人に会い、言いたいことを言い、したいことをする。この思いは、病気であれ、障害者であれ、健常者であれ、なんら変わりはないのです」・・・都立神経病院リハビリテーション科の作業療法士・本間武蔵さん(51)は、開口一番こう口にした。
難病で声を失う恐れがある患者のために、本人の声を録音して残すという仕事に取り組んで10年になる。「マイボイス」というシステムだが、録音した声をパソコンに取り込み、言いたいことをキーボードに打ち込むと、本人の声で再生される仕組み。本間さんがこれまでに手伝った声の登録は、125人に上る。ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者が大半だが、他にパーキンソン病や筋ジストロフィーの患者もいる。
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