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看護大学と看護専門学校の違い(3)学習内容の違い/看護師国家試験は同じなのに...?

【看護大学と看護専門学校を学習内容で見ると...】看護大学は体系的な学びの中で高度な学習ができ、一般教養も修得できる。一方で看護専門学校では実践的で即戦力を目指した学びができる、とよく言われます。たしかに看護大学は一般教養科目があるので、その部分は正しいのですが、敏塾では看護大学と看護専門学校の違いはそんなところではない、と考えています。だって、どちらの学校で学んでも看護師国家資格を取得するための試験は同じなんです。同じ国家試験の合格を目標としている以上、学ぶ内容は基本的に同じと考えた方が良いと思います。

ただし、誤解しないでください。看護大学と看護専門学校の勉強はすべて同じ、と言っているわけではないんです。違いは、むしろ教わる側にどんな学生が多いか、によって出てきます。要は、その学校にどんな学生が多いか、です。大学はより高度な学びをしたい学生が来ますので「望めば」いくらでも高度な学びが出られます。望めば、です。望まなければ、大した違いは出ませんし、むしろ、学習量は専門学校より少なくなることもあります。自主性が尊重されるのです。一方、看護専門学校は、学歴志向というよりは、少しでも早く医療現場に出たい学生が来ます。なので、教師はすぐに現場に出ても恥ずかしくないように、学習内容だけでなく、挨拶から記録の付け方、服装や髪型まで事細かに指導します。だから、通常、看護専門学校の方が学則が厳しいのです。とはいえ、どこの看護大学、どこの看護専門学校を受験するかで学習内容には差が出ます。看護大学か、看護専門学校か、という違いよりも、どこの学校か、が大きいのです。

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