朝起きた時、職場に出掛けるのが憂鬱だと、感じたことがある人は多いのではないでしょうか。誰でも仕事上のストレスはあります。ときに耐え、ときに巧妙にいなすなどして、やり過ごしているのが実際でしょう。家庭よりも仕事優先、世界に知られた長時間労働の日本社会。そんな中で働く人の心の健康を守ろうと、労働者のストレスチェックを事業者に義務付ける改正労働安全法がきょう施行されます。
2015年12月から始まるストレスチェック制度は、精神疾患を探し出すことではなく、うつ病などの予防が目的です。労働者自らがメンタルヘルス対策に取り組むよう促すものです。事業者は年1回、チェックの機会を設けなければなりませんが、雇用者は受診を強制されることはありません。チェックの結果も医師や保健師から直接届き、本人の同意がなければ企業側は知ることはできません。
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