九州にある82の児童養護施設のうち、看護師を配置しているのは昨2016年末時点で31カ所(37.8%)を数え、4年間で2.4倍に増えたことが、西日本新聞のまとめで分かりました。ただ、鹿児島県や宮崎県ではほとんど配置されていないなど地域格差が大きく、関係者は「ケアの態勢を早急に整えてほしい」と要望しています。
九州の7県と3政令市によると、国の制度を利用して配置しているのは、昨2016年末現在、北九州市が全6施設、大分県が9施設中6、熊本県が8施設中5、熊本市が4施設中3など。一方、宮崎県は10施設のうち1カ所のみ、鹿児島県は1カ所もありませんでした。ただし、両県では一部に独自予算で配置している施設もあります。また、全国的には九州ほど進んでおらず、全国児童養護施設協議会の調査によると、制度を利用せずに雇用する施設を含めても、602施設のうち136(22.6%)にとどまっています。
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