兵庫県の神戸市は、けがや急病で119番するかどうか迷ったときなどに相談を受け付ける「救急安心センターこうべ」を開設してから半年間の相談内容をとりまとめたところ、救急電話相談のうち、救急搬送が必要と判断されたのは、4分の1程度でした。

神戸市の2017年の救急出動件数は8万3,081件（速報値）と2016年より約2,200件増え、1950年の統計開始以降、過去最多となりました。増え続ける救急出動件数を抑制しようと、神戸市は「救急安心センターこうべ」を2017年10月に開設。「#7119」に電話すると、看護師らが365日24時間態勢で相談を受け付けます。緊急性があると判断した場合は119番に転送しています。同様の仕組みは、神戸市を含め、東京都や大阪府など全国11の自治体で導入されているといいます。

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