出産直後の母子が助産院などに入院しながら授乳指導などの多様な支援を受けられる「宿泊型産後ケア事業」を、高知市が2018年9月から実施しています。母親の不安や悩みを取り除き、産後うつや児童虐待の予防などにつなげるのが目的で、利用者から「心安らかに子どもと向き合えた」「育児に自信がついた」などと好評です。
高知市では現在、助産師の竹内喜美恵さんが営むアニタ助産院に事業を委託。利用者は竹内さんらスタッフが24時間常駐する院内の一室に最長6泊7日まで、本来のアニタ助産院の入院料金より安く宿泊できます。この一年間で10組が利用。高知県外で里帰り出産をした後、生後2ヶ月半の長女を連れて3泊利用した女性は、子どもが頻繁に泣くことや、授乳、寝かしつけなどに悩んでいましたが、竹内さんに「少しずつ不安材料を減らしていこう」と励まされ、授乳や抱っこの仕方などを一つ一つ教わりました。
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