医療や福祉の専門家が街頭で駄菓子などを積んだ屋台を引き、お年寄りに声を掛けて健康相談に応じる活動が、福岡県の北九州市八幡西区で始まりました。認知症など何らかの事情で公的な支援から取り残された高齢者をすくい上げ、介護保険などの利用につなげるのが狙いです。
相談屋台のモデルは、東京大学の講師で医師の孫大輔さんが発案した「モバイル屋台de健康カフェ」で、「会話の中で自然と健康のことも話題になれば」と2016年、他の医師や看護師らと都内で約2週間実施。コーヒーなどを振る舞い、約200人と触れ合いました。「病院嫌いの人にもアプローチできた」といい、その後も年3、4回続けているといいます。八幡西区での活動は第3土曜の午後1時半から2時間程度。八幡西区の洞南地区(人口約2万人)を対象エリアとし、専門家数人で屋台を引きながら練り歩いており、駄菓子や缶ジュースなどを無料で振る舞い、会話のきっかけにしています。
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