医療従事者の不足が全国的な問題になる中、名古屋市医師会は2020年1月に独自の求人サイトを開設し、人材確保に乗り出します。募集対象は医師や看護師に加え、助産師、保健師、送迎ドライバーなど34職種に上り、採用が決まった場合も紹介手数料はかかりません。
名古屋市医師会が独自のサイトで人手不足解消に取り組む背景には、人材紹介ビジネスの激化があります。厚生労働省の2016年度の集計によると、看護師、保健師など看護職員の採用に関し、全国の医療機関が紹介業者に支払った手数料の総額は前年比6.7%増の361億円。データがある2014年度以降、増加が続いています。名古屋市医師会によると、人手不足はクリニックや医院など医療機関の規模が小さくなるほど深刻で看護師や事務員など一人当たり数十万~数百万円の高額の手数料を払って雇っているケースは少なくありません。
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