7,000近い島からなる国、日本。そのうち700余りの島が瀬戸内海に点在しています。高齢化と過疎化はそれらの島々も例外ではありません。島民が医療に抱く不安を少しでも解消しようと、岡山、広島、香川、愛媛の4県の済生会が共同で地道に続ける医療活動があります。瀬戸内海巡回診療船「済生丸」です。
11月5日。済生丸はこの日、岡山市の新岡山港を午前7時20分に出港しました。30分ほどかけて向かったのは、岡山県担当の島のうち、最も人口の少ない犬島です。済生丸が接岸し、午前8時20分ごろから受付が始まりました。この日は、腹部超音波検査と骨密度検査の後、島内の集会所で健康教室を実施する予定です。船に乗り込んだのは医師と検査技師、保健師、事務職員の4人で、島に着くまでに受入れの準備をします。検査の内容によっては看護師も同行します。この日同行している保健師は、医学の知識や経験が深められると考え、30年近く済生丸の検診に携わっているそうです。
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