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2020年は「看護師と助産師の年」

今年2020年は「看護師と助産師の年」(Year of the Nurse and the Midwife 2020)です。「白衣の天使」の語源としても知られるイギリス人看護師、フローレンス・ナイチンゲール生誕200周年となる2020年を記念し、2019年5月開催の世界保健機関(WHO)年次総会で制定されました。

2015年9月の国連総会で定められた「持続可能な開発目標(SDGs)」には、全世界の人が適切な保健医療を受けられる状態である「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」が2030年までの達成目標の一つとして盛り込まれています。世界保健機関(WHO)によれば、その目標の達成と維持のためには医療従事者をあと1800万人増やす必要があり、その半数、約900万人は看護師や助産師、保健師などのいわゆる看護職です。特に、死産を含む母子の死亡の80%以上は適切な助産により回避できるとして、世界保健機関(WHO)は国際助産師連盟(ICM)や国際看護師協会(ICN)、各国の関係団体などとともに展開する活動への賛同や協力を呼びかけています。

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