静岡県の浜松市は2020年2月14日、人工呼吸器の装着や経管栄養などが必要な児童「医療的ケア児」の支援者養成研修を聖隷浜松病院で初開催しました。地域で医療的ケア児を支える看護師や保健師、養護教諭ら約60人が講義や実習を通じて専門的な知識や技術を学びました。
近年、医療の進歩を背景に医療的ケア児が増加する中、課題の一つとなっている支援者の養成を図ろうと実施したもので、実習では心肺蘇生法に臨みました。講師を務めた医師は、心肺蘇生法の最中に痰が詰まった場合は吸引チューブを使うことや、喉頭気管分離術などをした医療的ケア児については気管切開部から人工呼吸を行うようアドバイスしました。研修は2日間で、次回は2020年2月28日に吸引や気管切開ケア、人工呼吸器管理などの実習を行う予定です。
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