三浦半島の基幹病院「横須賀共済病院」が2014年6月から、ベトナム国立病院の医療関係者の人材育成を目的とした事業を開始する。日本政府は現在、EPA(経済連携協定)に基づいて外国人看護師の受け入れを行っているが、病院が単独で海外の医療関係者を受け入れるケースは異例。横須賀共済病院では将来的にリハビリや介護分野での交流も視野に入れている。
横須賀共済病院とベトナム国立バックマイ病院(ハノイ市)が2104年3月に締結した協定では、医師や看護師など医療技術者の交流▽医療技術の向上促進・・・などが盛り込まれた。きっかけは横須賀共済病院 脳神経外科部長の医師・田中良英さんが2012年にバックマイ病院を訪問した際、「技術水準が日本と比べて30年近く遅れている」と感じたことだった。ベトナム国内での医療技術の底上げに向けては、ベトナム人医師や看護師らを日本側が受け入れるだけでなく、「ベトナム人の医療関係者が同国に戻り、学んだ技術を現地で伝える必要がある」との思いに至ったという。
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