小中学校でいじめに遭い、高校で不登校になった経験のある埼玉県富士見市出身の柴田さよ子さん(41)が正看護師の国家資格を取り、2013年4月から東京都内の病院の精神科で看護師として働き始めた。
小、中学校時代に同級生から嫌がらせを受け、県立高校も不登校となって退学、飲食店や工場勤務など職を転々とした。30歳の時には派遣社員として働いていた部品工場をリストラされた。そんな時に幼なじみが結婚した後に子育てをしながら看護学校に通っている姿を見て自分も看護師を目指すことを決意した。34歳で埼玉県立朝霞高定時制に入り、昼間は看護助手などをして働いた。2008年にはそうした経験を「全国高校定時制通信制生徒生活体験発表大会」で語り、厚生労働大臣賞を受賞。2010年春に東京都立板橋看護専門学校に38歳で入学した。医療現場で使う専門用語などを覚える際は若い人のように1回聞いただけでは理解できないことも多かったが、40歳前後から40歳代後半の仲間6、7人で協力し合った。「互いに質問をぶつけ合って学び、乗り切ることができた」と振り返る。
くわしくは読売新聞でご覧ください。