看護師を養成してきた滋賀県の近江八幡市立看護専門学校の今後のあり方を協議してきた検討委員会は2016年10月4日、近江八幡市役所で第3回の会合を開き「学校を取り巻く環境は一層厳しくなることは必至の情勢で、廃校やむなし」とする提言をまとめました。
検討委員会は、看護師志望者の大学志向、少子化による受験者の減少などの課題解決のため2009年度に設置されたものです。社会人入学枠の設定、オープンキャンパスなどを実施してきましたが抜本的な解決策とはならず、ことし2016年7月に市長の諮問委員会として病院関係者、滋賀県、近江八幡市の行政担当者ら11人で再び設置されました。検討委員会では、開設28年目を迎えて大規模改修や教育設備の整備、利便性の高い場所への移転新築も検討が必要になったこと、近畿圏内で看護系大学が2010年から5年間で14校開設され、高学歴志向の看護学生の増加に伴い、現役受験生が減少している現状などが報告されました。
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