大阪市立大学と大阪府立大学が統合に向けて動き始めました。すでに2大学の運営法人統合案を議決した大阪府議会に続き2018年2月、大阪市議会でも同じ議案が可決され、2019年春に新法人「公立大学法人大阪」がスタートすることが決まりました。
この新法人「公立大学法人大阪」が2大学の運営をしながら、統合大学の構想作りを行い、2022年春に新大学開学を予定しています。それぞれに歴史も伝統もある2大学が統合する新大学は、未来の大阪にふさわしい「知の拠点」となり得るのでしょうか。2大学の統合議論のはじまりは政治課題でした。2011年に当時の橋下徹大阪府知事が「大阪都構想」を掲げて知事、市長のダブル選挙を戦い、大阪市長に当選した後、大阪府と大阪市の重複施策、いわゆる「二重行政の解消」のひとつとして取り上げられました。特に財政難だった大阪府が大学運営法人に毎年100億円規模の交付金を拠出することをどう「効率化」するかが主な論点でした。
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