大けがを負った西宮市の松原友子さん(27)は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみながらも、自らが搬送された兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)で看護師として働いている。入院中に献身的な看護を受け、目指した道。
尼崎JR脱線事故に遭うまではアルバイトをしていた松原さん。治療しながら猛勉強し、翌2006年4月、兵庫医科大学附属看護専門学校に合格。練習して電車にも乗れるようになった。2009年4月から急性期医療に携わり、生死の現場に何度も居合わせた。仕事に慣れてきた2010年10月ごろ、心に異変が起こる。
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