兵庫県立大学は、2015年7月1日にオープンする兵庫県立尼崎総合医療センター内に、妊婦の助産や看護などを科学的に分析する「周産期ケア研究センター」を開設します。院内の助産所と連携し、助産師を育成するシステムも確立していく考えです。
兵庫県立尼崎総合医療センターは、所長と2人の非常勤研究員(助教授級)、客員研究員の計4人が所属予定。助産師主導で検診や出産を行う病院内の「メディカルバースセンター」に併設されます。産科の現場の学術施設として、豊富な臨床データを集め、これまで助産師の経験に基づいていたケア方法を、体系的な理論に整える予定です。慢性疾患や女性特有の健康問題がある妊産婦のケア、不妊治療の補助なども研究対象とします。
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