「これほど早く再開できるなんて思っていませんでしたよ」。公立双葉准看護学院の副学院長で、開校から30年以上教員を務めてきた白土秀子さんはこう話し、笑みを浮かべました。
福島県の大熊町で生まれ育ち、東京の看護学校を卒業。東京都内で看護師として7年間働いた後、福島に戻り公立双葉准看護学院で教壇に立ち続けました。時には学生の実習先の病院に出向き、手を差し伸べたこともありました。東日本大震災と原発事故で双葉町の校舎は閉鎖され、自身も自宅のある富岡町を追われました。避難生活を送りながら、卒業したばかりの教え子に准看護師資格試験の合格証などを発送。在校生と入学予定者61人のうち、福島県内外の准看護学校への転入を希望する55人の受け入れ先を探し、1校ずつ回って生活の様子などにも気を配ってきました。
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