か行の看護学校の話題言語聴覚士 - 社会人入試

国際医療福祉大学/難病と闘い8年かけて卒業 言語聴覚士目ざす

体中が痛む難病と向き合いながら、国際医療福祉大保健医療学部(大田原市)の言語聴覚学科に通った井出育子さん(27)が3月17日、8年間かけて卒業を果たした。井出さんの病気は、通称RSDと呼ばれる反射性交感神経性ジストロフィーと線維筋痛症。いずれも慢性的に全身の痛みとしびれを伴う。

01年春、国際医療福祉大学に入学、体の痛みは続いていたが04年、4年に進級した。だが、その年の5月に股関節から両足にかけての激しい痛みから入院、休学せざるを得なくなった。いったん復学したが、思うように大学には通えず06年度は留年。07年春、大田原市内のマンションや短期入所した大学内にあるリハビリテーションセンターから、母邦代さんに付き添われ大学に通った。車いすに酸素マスクをつけ、卒業に必要な約400時間の学内外での実習をこなした。井出さんは今年2月の言語聴覚士の国家試験はあきらめた。だが、来年以降、受験したいと思っている。「自分の病気はいつか治ると信じている。言語聴覚士として働くために資格を取りたいんです」。夢を実現させるという思いが痛みと闘うエネルギーになっている。くわしくはasahi.com
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