新型コロナウイルスの影響で、看護師や救急救命士などの国家資格取得を目指す学生が医療機関で実習を受け入れられない状況が続いています。那覇市医師会那覇看護専門学校では、2020年1~3年生の現場実習が中止になりました。
最終学年の3年生は例年、6ヶ月間の実習が組まれていますが2020年は病院側から「受け入れは困難」と告げられました。沖縄県の緊急事態宣言後は学内授業からオンラインでの講義に切り替えました。講師が患者役を演じたり、訪問看護の様子を撮影して演習で学生と共有したりするなど工夫を続けています。沖縄県立看護大学でも遠隔での実習に切り替え、マネキンを使った術後のチューブ装着などを実施していますが、例年と比べ準備時間が2、3倍かかる状況だといいます。講師からは「実習病棟の場面設定などである程度、オンラインで実習は可能」との声もありますが「現場で感じる不安や葛藤などを体験させる点では限界を感じる」と課題も上がっています。
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