静岡県の湖西市立湖西病院で2011年1月6日、患者が自分で操作しやすいように改良した車いすが関係者に公開された。医療分野に工業技術を生かそうと豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)がニーズ調査した事業の第1弾で、湖西市内の町工場が開発。シンプルな仕組みの「発明品」が医療現場の負担を減らすと期待されている。
患者が座った時に足を乗せるパネルが、長さ52センチのレバーを引くだけで座ったまま開閉できる。従来品は介助する看護師が手で開閉するため、看護師はその都度、腰をかがめたり手を洗ったりする必要があった。湖西市立湖西病院の伊藤靖子看護部長は「患者が気軽に乗れるようになり、自立にも役立つ」と喜ぶ。
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