山梨県と山梨大学が連携して行う、肝疾患患者の相談に応じる「肝疾患コーディネーター」の養成が進んでいる。本年2010年度の養成講座は昨年末まで開かれ、看護師や保健師ら受講生32人が認定試験に合格。昨年度の合格者と合わせて計55人が、山梨県内の市町村窓口や企業、医療機関などの現場で、肝疾患の基本知識や適切な治療法を広めていく。
コーディネーター育成の背景には、山梨県内の肝疾患患者の多さがある。県内のC型肝炎の感染率(2002~2006年)は1.47%と全国9番目に高く、肝がんの死亡率(2006年度)は東日本で最も高い。一方、専門医は26人と少なく、感染患者を適切な治療に結び付ける対策が課題となっている。
くわしくは山梨日日新聞でご覧ください。/敏塾のサイトは携帯電話でもご覧頂けます。