富士先生は変人! - 社会人入試

富士先生は変人!

はじめまして。敏塾の塾長、富士敏宏です。私はもともと平成元年より予備校、塾、日本語学校で英語、国語、論文、日本語コミュニケーションといった言語技術指導をしてきました。とりわけ志望別の出願書類の傾向や大学の受験状況調査、一般入試と社会人入試、編入試験での違いなどに関心がありました。

指導の基本となっているのは、若い頃、7年半にわたって外国の方々を指導してきた実績です。12の国と地域(中国、韓国、台湾、イギリス、ミャンマー、アメリカ、イタリア、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、アルゼンチン)の外国人就学生・留学生に日本語での小論文の書き方や日本文読解、志望理由書や面接を手取り足取り教えていたのです。目的は、彼らを日本の専門学校や大学、大学院の留学生選抜試験に合格させるためでした。そこで、よりわかりやすく、そして早く指導して合格させる方法はないか、と考えて、QPCA法を始め、日本語で文章をまとめ、考え、伝えるメソッドをひとつひとつ創っていったのです。

これらのメソッドは単に外国人が日本語を勉強するためだけに役に立つというわけではありませんでした。教え方がシンプルで、それでいていくらでも応用できることから、私はむしろ、ある程度、社会経験を積んだ日本人の受験に有効だと考えました。なので、敏塾ではこれらの指導法を総動員して教えています。外国の方々でも、この方法なら学べるのですから、もともと日本語のわかる日本人にとっては、敏塾の指導法は簡潔明快でわかりやすく、それでいて、もっと学びたい人にとってはいくらでも深めていける奥行きがあります。

では、私はなぜ、敏塾を看護医療の専門塾にしたのでしょうか。大きなきっかけは母の他界でした。母はPBC(原発性胆汁性肝硬変)という難病で長らく闘病生活をおくっていたのですが、そんな母のそばにいながら、どうせ受験指導をするのなら、看護医療といった、人のために働きたいと考えている受験生を支えたいと思うようになったのです。そこで私は阪神淡路大震災という天災を転機に一念発起し、敏塾という看護医療を目指す社会人・主婦だけを通信指導する、世にも珍しい塾を創ったのです。

敏塾は看護医療を目指す社会人・主婦だけのための塾です。それは簡単に言えば「人として生きる喜びや悲しみ、うまくいかないつらさや切なさ」を知っている大人の方々に、同じように「人として生きる喜びや悲しみ、うまくいかないつらさや切なさ」を抱えている患者様やご家族の支えが将来できるように考えて指導している、ということです。

敏塾で学びたいという方々にはいろいろな人がいますが、私がいつも感じるのは、皆さん、人の喜怒哀楽・思いを大切にされている、ということです。そういう方々が集まる塾と言って間違いないと思います。わがままな人、なまけぐせのある人、元気いっぱいのおっちょこちょいな人、おとなしいひかえめな人、不安で仕方のない人、いろいろな人がいますが、みんな愛すべき、尊敬すべき人ばかりです。

そういった方々に、敏塾では英語・国語・小論文・志望理由書・面接といった受験指導を一生懸命やっています。でも、だだの科目指導だけではなく、人の生き方を支えられるような気付き方・学び方・考え方のヒントを常に提供しているつもりです。だから、志望校合格で終わりではなく、就職対策までやっています。敏塾で3回勉強した塾生さんもいるくらいです。(准看護学校、正看護学校、助産師学校等)予備校や塾の域を超えて変なことをやっているわけです。だから、敏塾は変な塾です。敏塾の塾長である私は変人なんです。

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